睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り睡眠中に呼吸が止まり、それによって日常生活に様々な障害を引き起こす疾患です。
SASの重症度はAHI(Apnea Hypopnea Index)=無呼吸低呼吸指数で表し、
一晩の睡眠を通して、1時間あたりの無呼吸や、低呼吸(呼吸が浅くなる状態)の頻度をもとに診断していきます。
このAHIが5回以上認められ、日中の眠気などの自覚症状がある場合、SASと診断されます。
AHIが5~15回が軽症、16~29回が中等症、30回以上が重症とされています。
SASの病態の多くは空気の通り道(気道)が塞がる又は
狭くなることによって起こる『閉塞型睡眠時無呼吸症候群(閉塞型SAS)』です。